ニート・アドベンチャー・ガイド

ニートになったら旅に出る

海外旅行に必要な持ち物。

海外旅行に行くために必要な持ち物は、畢竟、パスポートだけだ。お金がなくても、手ぶらでも、それこそ裸一貫でも、パスポートさえあれば日本を出国し、外国に入国できる。海外旅行の計画を立てる時は、まずパスポートの有効期限を確認する。準備を始める時、出発当日に家を出る時、飛行機に乗る時はもちろん、ホテルにチェックインする時や様々な局面でパスポートの確認からまずは始まる。逆に考えれば、パスポートさえ持っていれば何とかなる。個人的な経験則から、身軽であればあるほど程、旅行は楽しく楽になる。だからパスポートを起点に滞在先で何が必要かを考え、携行品を絞るようにしている。

初めてパスポートを取ったのは、まだ海外に興味を持っていなかった高校生の時だ。修学旅行の渡航先が海外のハイカラな学校に通っていたため、学校に促されて取りに行った。どうやってパスポートの申請に必要な書類を集め、申請をしたか、さっぱり覚えていない。それから十年毎に更新してきた。けれども、やはり申請した時の記憶は曖昧だ。有効期限内であれば、パスポートと証明写真だけで簡単に申請ができるので、面倒臭いなぐらいの印象しか残っていない。二年前に仕事で海外に行く際は、有効期限が切れて失効していたため、数十年ぶりに新規に申請をしてパスポートを取り直した。

必要な持ち物だからこそ、旅行中はその存在が気になる。往復ビンタできる大きさだった昔に比べ、小さくはなった。それでもズボンのポッケには大きすぎ、持ち歩くには上着か鞄が必要だ。頻繁にパスポートを提示する空港なら、そんなに面倒は感じないが、滞在中は手ぶらでプラプラしたい。ホテルの部屋にセーフティボックスがあれば、買い物や食事する時は部屋に置いていける。ただ、お酒を飲んだり、お土産を買うために、パスポートの提示を求められる場合もあって、厄介な持ち物に変わりはない。